[ふくはらウル●ン滞在記 Last day]ANA914 関西-グアム ラストフライト

「[ふくはらウル●ン滞在記 2nd day]初フライト」の続きです。

朝8時にホテルのレストランで朝食。昨日は日曜日限定シャンパン飲み放題バイキングだったけど、本日は月曜日なので酒類なし。飲みたい…昨日飲めなかったぶん取り返したい…。でも今日はレンタカー。運転しなくてもいいと言われても、やはりそこは大人の判断ですね。

朝食後レンタカー屋さんに迎えにきていただいて店舗へ。借りた車はトヨタのヤリス。トランクつきのヴィッツみたいな車ですね。当然ながら左ハンドル。方向指示器とワイパースイッチが左右逆です。んー、運転難しそうだ。任せました。

まずは恋人岬へ。昨日空から見えていた断崖です。日本人観光客でごった返していました。ここは日本？

ふ〜ん、と納得して車を北へ走らせます。
アンダーセン空軍基地付近へやってきました。基地の敷地へ続く道はゲートで封鎖されていて、そこから先へは進めそうにありません。こちらも昨日空から見たからいいか…と諦めて、次は南太平洋戦没者慰霊公園へ。
大通りから一旦は通り過ぎてしまったほどわかりづらい路地、その先に大きな白い慰霊碑が見えてきました。 車を駐車場に止めて降りました。私たち以外には訪れている人もなく、いるのは足元をちょろちょろ走り回るトカゲぐらい。トカゲたちも驚いたのか、私たちが歩くたびに茂みへ逃げていきます。

慰霊碑の前にお寺がありました。

まずはこちらのご本尊にお参り。旧日本軍の遺留品が展示されていましたが、どれも朽ち果てていました。 続いて慰霊碑にお参り。慰霊碑の左側には個人の慰霊碑もいくつかありました。なぜかこちらは劣化が激しく、中には人為的に割られたと思しき慰霊碑も。 最後に慰霊碑の右側、ジャングルへ続く階段を下り、司令部のあった壕へ。

竹林がうっそうと茂り、六十数年前ここで壮絶な自決が行われたとは思えないほど静かです。ここで時の司令官たちは自決し、解散後行き場を失った兵も自決したり、はたまた最期まで米軍に抵抗し散り…骨すら祖国へ帰れない方がほとんどらしいのです。そういう時代だったとはいえ、あまりにも切ない。

続いて一気に南下し、こちらも昨日空から眺めたタロフォフォの滝へ。ここは終戦後、元日本兵の横井庄一氏が終戦後28年間潜伏生活をしていたという洞窟の付近でもあり、その一帯が公園として整備されています。

せっかくなので料金を払って入園。

ロープウェイに乗ってジャングルの中へ。なぜか犬までいっしょに乗ってきたw。そして降り場の係員のお兄さんにゴロゴロすりすり〜♪

ああ、会いたかったんだね〜。私も日本に残してきたはやて王子の気持ちがよくわかります。

滝は三段に連なっていて、いちばん下流の滝をぐるりと回り込むように遊歩道が続きます。

と、ここでスコールキタ！　屋根付きの休憩所へ逃げ込み通り雨をやり過ごすことに。雨足が弱まったところで再び散策開始。どう見てもあやうい吊り橋を1人ずつ渡り、最後に私が渡ろうとしたところでまたスコール。ギャー！と全速力で吊り橋を渡りきり、川むこうの休憩所でまた一休み。カメラ壊れそうorz
再び雨が止んだところで、横井さんの洞穴を目指して更にジャングルの奥地へ。悪路を10分ほど歩き、竹林が少し開けたところに案内板と仏像が。横井さんと一緒に潜伏生活をしていた2人の兵隊さんはここで亡くなられたため、慰霊碑があるとのこと。知りませんでした。なのになんていう落書き。

そこから更に少し奥へ進んだところには、洞穴のレプリカがありました。

実際の洞穴は私有地内にあるため見ることができないそうです。 元来た道を辿り、中段の滝を眺めながらまた吊り橋を渡り、先ほどのロープウェイ乗り場へ戻りました。

遂にブタも昼寝。 海沿いに更に南下。きれいな入り江が見えてきました。イナラハン天然プールです。地元の家族が水遊び…というかすごいテンションで高飛び込みをして遊んでおられました。魚を撮影して遊んでいたら「Take my picture！」(？)と言われたので撮影しました…さすがに掲載しませんが。

…車に戻って失礼にも居眠りorz　気がついたらTACO BELLというファーストフードのお店にいました。ちょっと遅くなったけどお昼ご飯です。たどたどしい英語でなんとかオーダー成功。

ベーコンなんとか…だったかな？　かなりおいしいタコスでした。ちなみにこれがグアムで食べたものの中でいちばんおいしかったです。ファーストフード流石だな。

お店の向かいにあった旧日本軍の潜水艦を撮影して、車は更に北上。

アプラ港をちょっと覗いてみようということに。アンダーセンと同様、基地へ続く道は途中でゲートにより閉ざされているため、アプラ港の反対側に位置する浜から軍艦を臨みました。

写真を撮って遊んでいると、近所の海の家(？)のオーナーさんと思われるおじいさんが話しかけてきました。要約すると、「さっき日本人がここから船に乗っていった。彼はヒマラヤに登った有名な登山家。あと20分後に戻ってくる。」とのこと。え？誰のこと？

この後は街へ戻り、マイクロネシアモールへ。日本でいうところのジャスコやイオンですね。とにかく広くてでかい。おもちゃ屋さんや携帯電話屋さんを覗いてみました。中でも興味深かったのがゲームソフト屋さん。DS Liteが日本より安い！　初期の銀DSしか持っていない私にはとても魅力的だったのですが、まあ…設定画面が英語というのが不安で購入には至りませんでした。ネタついでにファイナルファンタジー3(当然USA版)を買おうかと思いましたが、ネタにするには高額と思い悩んで自重。
ついでに晩ご飯もフードコートで軽く食べることにしました。

最初はおいしくパクパク食べたのですが、何しろ味が濃くて途中で挫折、農家の皆さんごめんなさい。 最後の〆にこの3日間の疲れを癒すべくマッサージ屋で60分のロングコースに初トライ。足ツボマッサージと全身マッサージが30分ずつ。痛いぃ気持ちいぃー。

いよいよグアムともお別れの時がやってきました。

空港のトイレで日本の冬に備えて着替え、ロビーのソファで一休み。23時過ぎようやくチェックインが始まり、荷物を預けて出国手続。またもやお友達の恩恵でラウンジに入れていただき、ワインを飲みながら1月13日を迎えました。

いつの間にかお友達は皆夢の中へ。ガラガラのANA913が到着しているのが窓の外に見え、しばらく経って私もうつらうつらしてきた午前3時半頃、逆に「そろそろ乗ろう」と叩き起こされたのでした。
眠い〜！

ラストフライト(休止)といった雰囲気はあまり感じられません。写真を撮って搭乗。

寝ぼけた状態のまま、あれよあれよとドアクローズ、いつのまにか飛んでました。さよならグアム…そして二度寝。おっと、二度寝してる場合じゃない、寝ぼけ眼で免税の申請書に記入し、配られていた軽食を食べ、機内販売免税品を購入し…zzz

そういやラスト機長アナウンスも聞き逃してます、たぶん…。 気がつけば着陸30分前、一旦は暗くなっていたはずの室内にこうこうとあかりが灯り、一気に目が覚めました。定刻の6時35分を大幅に早着して6時10分あたりに関西空港に到着。 で、降機後機内にカメラを放置してしまい係員さんに取ってきていただくという寝ぼけっぷりorz

関空でお友達とは別れ、私は一旦帰宅して出勤しました。初めての海外旅行、初めての飛行機操縦、一生忘れられない思い出をエスコートしてくれたお友達ほかお会いした皆さん、本当にありがとうございました。

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帰国してあっけにとられたこと
・テレビつけたら民放のどのチャンネルにも画面の右上に「アナログ」が表示されていた
・ANAとオリエンタルエアブリッジが業務提携、共同運航予定
いやはや、もう浦島太郎です…。