約束の島・壱岐へ 1st day

のりもの全般

壱岐空港は長崎県壱岐島にある空港です

私と長崎の関わりはこのへん(もうあまり見ない方が良い黒歴史)。ざっくりいうと、「壱岐空港」も架空なら、そこから飛び立つ飛行機もCGだと思っていた2006年の私。幾世の歳月を経て「壱岐から長崎まで高度9,000feet巡航で暗黒物質はねぇよな〜」とか言い出す偏屈なオタクに育ちました。

そもそも壱岐空港ってどんなところか、利用したことがない方はさっぱりだと思いますので、マップを置いておきますね。

ふくはら(犬)
ふくはら(犬)

命名「東洋のセントマーチン」「玄界灘に浮かぶ下地島」

こんな素敵な地形ですが、飛んでくる飛行機は朝と夕方の往復2便のみ。必然的に撮影の機会も降り・上がりが2回ずつしかありません。

聖地・壱岐めぐりのはじまりのそのまた黎明

そんなかんじで壱岐への興味がズレていた私が初めて上陸したのは2017年9月、福岡での用事に合わせ、1日目伊丹−(ANA)−長崎−(ORC)−壱岐(泊)、2日目終日壱岐(泊)、3日目壱岐−(九州郵船)−福岡(泊)、4日目福岡−(ANA)−伊丹の行程を組んでいたところ、いつもの低気圧召喚魔法を発動もとい台風を召喚。
オリエンタルエアブリッジ搭乗直前に念のため連絡を入れた民宿の大将には「えっ!本当に来るんですか?」と絶句され、かたやQ200に乗りたい一心の私は「えっ今から大阪帰るなんてないです」と大将を困らせ、強風小雨の中押しかけることに…いや、飛んだJA801B/ORC43便が神。折り返し44便の上がりを見送った後、短い時間でしたがレンタカーで撮影スポット探しに回りました。

高波が押し寄せる大浜海水浴場を背景に、在りし日のJA801B様

当然?、宿の宿泊客は私ひとり。でもORCのキャプテンがいっぱいいらっしゃったので心強かったw

ORCキャプテンイレブン。私が43便でお世話になった方もきっとこの中にいらっしゃるのだろう。

とはいえ、台風はまっすぐ九州方面に向かって近づいてきており、夜の時点で大将も「明日の昼から船は動かないかも」と心配してくださったこともあり、宿泊は1泊で切り上げて翌朝ORC42便で長崎へ逃げ帰ったのでした。(で、雨の中長崎空港で撮影して遊んでた
その後長崎市内で運良く空きのあるホテルを見つけ一晩過ごし、大雨で運休していた鉄路を高速バス九州号で回避して、福岡へ辿り着き用事は完遂できたのでよかったのですが…正直壱岐に何しにいったんだ?とこの5年間ずっとモヤモヤしていましたよ。
なお、例年この時期は悪天候の特異日であると後から知りました…。

忙しい人向け 壱岐で効率よく撮影するためのルート考察

ところで社畜の休日旅行は「朝早く自宅を出発して、夜遅くてもいいから自宅に帰り着く」がルールであり義務です。長崎に前泊できれば朝いちの長崎発壱岐行きORC41便乗れるじゃーん、は、前泊できる時間に会社を出れないんだから問答無用で廃案。しかし、前出のルートだと夕方の43便で壱岐へ向かうこととなり、移動で1日が潰れるというか、44便の上がりすらまともに撮れないかもしれないという危険をはらんでいる訳で…
そこで私が編み出した初日のルートは

  1. 朝いち飛行機で福岡空港へ
  2. 空港から市営地下鉄で天神へ
  3. 天神から西鉄バスで博多港へ
  4. 博多港から午前発の九州郵船ヴィーナスで壱岐へ

これで昼前には壱岐に到着するので、余裕を持って43便・44便を撮影できます。
かといってORCにまったく乗れないのは悲しいので、復路は来た道でなく44便で長崎を経由して帰るという行程。

社畜的に費用を圧縮するには、レンタカーのお世話にならずに壱岐の港などで電動アシスト自転車を借り、返した後は路線バスで空港へ行くこともできます。ただしオススメしません(後述)。

ここからが本題 5年ぶりの壱岐へ

2022年9月。ANAの朝2番目伊丹発の飛行機で福岡空港到着後脇目も振らずに地下鉄のホームへ駆け込み、天神駅でバス乗り場へのルートに迷子になりながら滑り込みでバス乗車、博多港へ着いたら九州郵船の窓口大行列に巻き込まれながらも、なんとか船に乗れて一安心。もうここまで息つく間もなかったので一文にまとめちゃったよ。※船が夏の増発ダイヤだったので朝2でも間に合う時間でした

ボーイング929。この子はボーイング社よりライセンス提供を受けた川崎重工さんによる製造。

壱岐〜博多のジェットフォイルが発着する港には「郷ノ浦港」と「芦辺港」の2通りがあり、ダイヤによって異なります。今回到着したのは郷ノ浦港。ここから壱岐交通バスを乗り継ぎ、「印通寺港」近くの複合施設「マリンパル」をめざします。なお印通寺港は唐津からのフェリーの発着のみで、博多からの船はありません。
これは余談ですが、ヴィーナスの船内安全ビデオ、BGMが10年位前にANAの安全ビデオで使われていたものと同じだと思うのですが、、、誰も同意してくれないから自信を失いかけているw

Youtube/あっきー 鉄道・航空(@user-ji8mb8kw4m)さんから拝借。11:31からの動画です。

マリンパルで予約していた電動アシスト自転車を借りました。ただし充電器は貸してもらえず、充電が底をつきそうになったらマリンパルに戻り充電するか、同型の自転車のバッテリーと交換になるようです。

マリンパルから壱岐空港近くの民宿までは3km程度。ただしアップダウンが厳しく、電動アシスト自転車とはいえかなりの運動量になりました。

ふくはら(犬)
ふくはら(犬)

のちに下り坂最高時速をStravaで確認したらロードバイク並みにスピード出てたで…
あ、もちろん制限速度内で

カメラ本体とレンズ2本を背負い、2泊分の荷物を前カゴに入れてハンドルをフワフワさせながら爆走する道ではありません。チャリ用のヘルメットはさすがに自宅から持ってこなかったし…

念願の「雨が降っていない」壱岐空港でリベンジ

9月も下旬、中旬の悪天候特異日が過ぎたあとは基本的に北風に変わるであろうという私の読みはアタリ。一旦宿に荷物を置き、壱岐空港のRW02ENDでORC43便の到着を待ちます。

エアバンを持ってこなかった私が唯一航空機を捕捉できる手段はFlightRadar24のみ。しかしORCは空港の発着時刻は出るものの機影が映らないんですよね…コントロールに入るようなエリアを飛べば出るけど、そんな航路じゃないから出ないんでしたっけ(詳しくない

結局、12分早着w

天気が微妙でさみしいかんじ…
ふくはら(犬)
ふくはら(犬)

次回は無線を持ってこなきゃです!

あと思ったよりランウェイがグランドレベルより高い位置になるので、砂浜からだとセントマーチンや下地島に比べ腹気味になってしまうのが留意点かな。南の島の陽気な感じではなく演歌の世界に見えるのはきっと岩から生えるど根性一本松のせい。

なお、壱岐記事はこのあと数本にわたり続く予定。

今回の旅の参考リンク集めました

レンタサイクルは「壱岐ちゃり」。往復飛行機の場合は空港そばで歩いていける玄海交通さんが便利。

郷ノ浦港〜マリンパル〜壱岐空港の移動を補完する壱岐交通さん。空港連絡バスは飛行機の時間に合わせての運行となります。交通系ICカードは使えません…(2023年1月現在)。

っていうか、もう自転車持っていっちゃえばいいんじゃない?という方はTHE輪行。九州郵船さんのフェリーは問題ないようですが、ジェットフォイルは「3辺の和が2m以内で30kg以下のもの」の規定を超えると積めません。ORCさんも3辺の和が203cmを超える場合は事前に連絡を、だそうです。

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