※[ちゅら島めぐり1st day]八重山への続きです。
朝530に起きて支度。王子を早めに散歩へ連れて行き、800に石垣空港近くのペットホテルにチェックイン。連日飛行機に乗せるのはガクガクブルブルしているのにかわいそうだという配慮もしかり、炎天下の波照間を移動する手段がないためです。
石垣空港に到着し、発券してもらおうとクレジットカードを機械に挿入……「カウンターに行け」と返されました。あれ?
そのまま横にスライドしてカウンターお姉さんに発券してもらいました。「波照間便は6番のカウンターで承ります。こちらの搭乗券をお渡しください」というふうに言われ、搭乗券を持ってまたまた横へスライド…。
6番のお姉さんに搭乗券を渡すと没収されて、代わりに紙の搭乗券を渡されました。これは鉄道でいうと軟券が硬券に化けた級のサプライズですね(爆)。続いて手荷物預けがないことを確認され、「では体重を量りますのでこちらに荷物を持ったまま乗ってください」と。 荷物を置くカウンターの隙間に起立! ●1.5kg。 重いです。荷物が重いのか私が重いのかそのへんの議論は放置して。これで席が確定したようです。
手荷物検査を終えて出発ロビーで待つことおよそ15分、搭乗がようやく始まりました。といっても8名。席によって搭乗する順番が決まっているようで、席順の2列横隊で歩いてエプロン入り。
…といっても、エプロンで皆写真撮ったりするから、結局列はズタズタに崩れました(w。
なお、私は正真正銘、搭乗いちばんビリ。乗り込んだらあっという間にドアクローズ。乗用車のドアみたいだし、シートベルトは3点式だし。斜め前に座っているおっちゃんもとい機長さんからは「おしぼりどーぞー(後ろに)回してください」「アメもー」。
それが済んでから、機長さんが何やらポチポチ操作して、エンジンスタート。上下に揺れる〜!w タキシングしながら「琉球エアーコミューター771便、波照間行きですー」機内放送設備はありません…。「写真は好きに撮ってくださいー」ああ、電波を使わないからデジカメは使ってもいいんだ…という訳で、撮りまくり! でも滑走中も上下にガッコンガッコン揺れるのでカメラ持つのも必死。
浮くと揺れはおさまります。右に180度旋回し、市街地を抜け港を右下に見下ろしながら海へ飛び出しました。
石垣の離陸が北向きだったので、やはり波照間も北向きで着陸です。よって一旦波照間島横断。高度を下げながらRWY02ENDを目指します。
離陸16分後、星空観測タワーを左側に見ながらもう少し旋回。ちらりちらりと窓の左側を目視しながら計器チェック、機長さんは大忙し。
正面に02ENDが見えてきました。このあと美しく華麗にランディング。機長さんがプロペラのピッチ反転のスイッチをポッチンポッチン入れて制動。お疲れさまでした。
その後機長さんが先に下りていき、地上の係員さんと一緒に踏み台をセッティング。 本当に夢のようなフライトでした。 しかしこの空港、何もないんですけど……。
ターミナルっていっても、ローカル鉄道の駅状態。 改札(w)をくぐって外に出ました。あまり人がいません。犬はいましたが。
予約をお願いしていたレンタサイクル屋のお兄ちゃんが車で迎えに来てくれていました。裸足だし、車も窓ガラスないし…ウルルン滞在記?
お兄ちゃんにレンタサイクル屋まで送ってもらい、ママチャリをお借りして空港へ逆戻り。さっき乗ってきたアイランダーの写真を撮るためです。アゲンストウィンドの中ヒーヒー言いながら空港脇に着。既にタキシングを始めていました。あやういあやうい。
石垣へ帰るアイランダー。しかし激しく逆光です。ま、いっか(´・ω・`)
空港から島を反時計回りするように南下、日本最南端の碑へ行きました。
波照間島は「日本で有人の島としては最南端」です。しかし人多すぎ。 ちなみに最南端の道路標識。これはもう有名ですね。
止 ま れ
タスクは以上で終了なので、あとはのんびりサイクリング。
のんびりといっても、暑くて暑くて脱水。
サイクリングといっても、急な坂は上れず自転車を押してウォーキング。
たまらず集落へ逃げ込み、給水。付近をうろうろしていたら、家の門の前で三角座りしていたおばあ、お歳90歳は軽く越えているだろうという彼女に、また来てねと声をかけられました。なかなか来れる所じゃないけど、機会があればまた来ます。
ついでに港へ行ってお昼ごはんにそばを食べました。宮古のそばより出汁がちょっと濃く感じました。 レンタサイクルは2時間で返却。今度は店のお姉さんに港へ送ってもらいました。車中でお姉さんの娘さん(2歳くらい?)が、私のB747&B737の携帯ストラップでかなり遊んでました。こうして滞在時間2時間強の波照間の旅は終わりです。高速船で撤収。
これがまた揺れに揺れまくり!アイランダーの比ではありません。高低差3メートル位の波に揉まれること1時間。最初は恐がってギャーギャー騒いでた周囲の女子たちも、だんだん言葉少なになって、静かになったところで私は昼寝。石垣港に着く頃は黙り込んでいました。
港へ着いてタクシーで空港へ車を取りに行き、ペットホテルの王子のもとへ。王子はしょぼくれていましたが、私の顔を見るなり「きゅうぅん」と鳴いて、柵をつかんで後ろ足で立ち上がり「ここから早く出せ」コール。見知らぬ土地で見知らぬ人のところに預けられたのが精神的に結構参ったようです。正直すまんかった…。
タクシーの運転手さんから「平久保崎には行った?きれいだよ」という情報を得たので、ちょっと遠出になるが、石垣島の北端・平久保崎へドライブすることに。1時間くらいで到着しました。うーん、何もないけど美しい。
帰りに県道沿いの商店でドラゴンフルーツを3玉(「玉」?)購入。
どうやら熱中症にかかったらしく、宿に着いた瞬間頭痛でバタンキュー。途中近所の薬局で購入した鎮痛剤を飲んでフラフラ宿のロビーに出ていったら、 「にがりが効くよ!水で薄めて飲んでみ!」 と宿のおばちゃんからペットボトル入りのにがりを渡され、部屋で服用…胃の中で風邪薬と胃薬と鎮痛剤とにがりがぎゅるぎゅる回ってるんだろうな…。小一時間横になったのち起きあがると頭の重みが引いているのがわかりました。すごい!すごいよにがり! 鎮痛剤飲んだだけではこんなにスッキリしません。
おばちゃんは安心して 「梅干しもいいんだよ。明日も日中に宮古島で遊ぶなら持っていったらいいよ」 と、梅干しを3個ラップに包んで私に持たせてくれました。あ、ありがとおお(涙)。そのとおり、日中、宮古島の隣の隣の島で飛行機のおっかけする予定なので、本当に助かります。
すっきりして、王子を近所の公園へ散歩に。すれ違ったおばちゃんに王子は「カワイイねー」と声をかけられ、「おうち近所?」と聞かれたので大阪と答えました。 おばちゃん「…遠いの?」 遠いです!(汗)
夕食は宿のおばちゃんオススメの居酒屋へ。しばらく淡白な味しか食べていなかったので、パパイヤチャンプルーをオリオン生とともに頼みました。本場沖縄のおぃしぃチャンプルー。そしてようやくオリオン生にありつけました。やっぱり生サイコーです。
2杯め以降は玉の露(石垣の泡盛)ロック。お店のお兄ちゃんに「大丈夫?」と言われたけど気にしない。ミミガーも追加してお腹いっぱいになって宿に帰りました。
※[ちゅら島めぐり3rd day]宮古の島々へへ続きます。
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