[下地6/23(土)]超Skip♪&TRANSPORT!

ひこうき

朝430に起床。今回は乗継便の飛行機にははやて王子の搭乗が不可であるため、ひとりで出かけることに。自宅留守番となる本人(犬)は、置いてけぼりをくらうのを察してワーワー鳴いていたが、無視して出発。そして難波行きの車内で飛行機のチェックインを済ませました。
難波に着き、北口のアンスリーで写ルンです((c)FUJI FILM)を購入してから、バス乗り場へ。朝700前にもかかわらず、20人程度が列を成していました。バスにはPiTaPaで乗車。便利な世の中になりましたねぇ。阪神高速池田線からは、タイミングがあえば高速をまたいでランディングする航空機を見ることができるのですが、時間的なものか、1機も上空を通過しませんでしたorz  伊丹には715着。謎の顔出しに迎えられました。

一人では無理

伊丹から出発することは初めてなので、何もかも新鮮です。
自分が乗る飛行機は805発なのでSKiP♪なら750位に検査場に入ればいいや、と思い、混雑する検査場を尻目に朝食タイム。750頃に列が半分の長さに減ったところでようやく「805までに出発する飛行機にご搭乗の方はお並びください」看板が掲出されたので、列に加わりました。
そこからがまた長い。入口まであと数メートルと達したところで、係員氏から「805までの出発の人は優先的に通すから挙手して名乗り出てくれ」という旨のコール。時は既に800だし、私の周囲にも何人も手挙げてるよ?
これ定時は無理だヽ(´ー`)ノ
すんなり自分の検査の番がやってきたので、華麗に携帯を読み取り機にピッ♪
レシート(w)が出てきました。
「搭乗受付は終了しました 受付できません」

……(゚∀゚;)?

すぐにANAの地上係員のお姉さんが駆けつけてくださいましたが、申し訳なさげに「もうクローズしてしまっているので…」と。顔から血の気が引きました。まあ、SKiP♪であり、看板の案内どおりの時間帯に列に加わったため名前も呼ばれぬままクローズされたのだと思いましたが…腑に落ちないまま一応半ベソで乗せてくれと懇願しました。

お姉さんとカウンターの無線のやり取りが何度かあった後、お姉さん「今、受付開けましたので急いで入ってください!」。お姉さんといっしょに検査場再突入。再度SKiP♪し、X線検査から排出された私の一眼レフ入り鞄(推定10kg)をお姉さんはひょいと担ぎ上げ、「お荷物はお持ちしますので、急いでください!」と借物競走状態でターミナル内を疾走。慌てて後を追いましたがあまりの速さに見失いキョロキョロしていると、別の係員のお姉さんが”あっち、あっち”と示すので、その方角へ。この光景、成田の2タミ引越時のCMの伊東美咲と犬…(爆

お姉さんも私もヘロヘロの状態で出発の8番ゲートに到着。再度SkiP♪して座席番号のレシートを受け取り、見送るお姉さんたち地上係員さんにお礼を述べてボーディングブリッジを走りました。  

──教訓:検査場混雑時のSKiP♪は危険

この時点で805。CPさんにすいませーんと謝りながらバテバテで搭乗。CPさんは「大丈夫ですよ」とおっしゃっていましたが、直後にバタンとドアクローズしていました…。実は私の席は最後部。機材はB777-200(JA702A)。遠いよ…orz 着席した後もずっと息があがっていました。

そんなドタバタもありましたが、那覇には定時より5分早く1015着。DFSでかねてより欲しかったアナスイのスタンドミラーを購入しました。すぐに使いたいのですが、DFSで購入した商品は沖縄県外への出発便の搭乗前にしか受け取れないシステムなので断念。

次に下地島友の会(謎)の友人・metroさんから教えていただいた空弁を求めて、JAL側のウィングへ移動しました。するとなんだか賑やかな様子で、黒いスーツ姿の堅そうな男性数名や報道陣が、羽田からの便の到着ゲートに集合していました。

……何事? 有名人到着!?

近くで見物していた男性に尋ねてみたところ、「噂では安倍総理」とのこと。おお、生総理見てみたい!
しかし到着時刻は1240。次の予定に間に合わないので諦めて、報道カメラマンに交じって自分が乗ってきたJA702Aを望遠で撮影し、空弁を購入して撤収。制限区域を脱出しました。(※あとから聞いた話では、総理はANA便で那覇に着いたとのこと。JAL便は別のVIPが乗っていたのだと思います。)

旧塗装だったんだ…

空港内をブラブラ歩いて、乗り継ぎ便のチェックインのためにエアードルフィンのカウンターへ。集合時刻の1130の5分前でしたが、狭い事務所には収まりきれない人たちが廊下にあふれていました。ざっと数えて20名弱。もしかしてビーチ満席ですか!?

チェックインといっても簡単。カウンターのお姉さんに名前と体重を伝えるだけ。(体重は言いたくなかったが_| ̄|○)  1130過ぎに、お姉さんが巨大ルーペみたいな金属探知機を持ってカウンター前に立ち、セキュリティチェック開始。ていうか「門」みたいな装置じゃないんだ…(汗)。チェックの済んだ人から事務所の外で2列に並ばされて待機。荷物も同様にチェックを受け、台車に乗せられて運ばれていきました。

本日の発着案内

事務所脇に空港の外へ続く小さな玄関があり、乗客の列はそこから外へ出て、送迎バスに乗ります。ここでようやく梅雨明けの沖縄の直射日光を浴び、瞬時に焦げそうでした。バスといってもワゴン車(たぶんハイエース)が2台。荷物は台車からそれぞれの車の後ろに移され、人は乗車定員ぎりぎりまで積まれ、出発。

エプロンの中、JAL CARGOのコンテナの後を、地元FMの陽気なBGMにのって快走します。駐機中の飛行機の間近に迫れるなんて、これだけでもなんとも嬉しい気分です。王子は飛行機に乗るたびにきっとこんな体験をしているのだと思うと、ちょっと羨ましいのでした。国際線ターミナルの前を通り、エプロンの外れ、RACのQ300や佐川ギャラックスのA300が羽根を休めている並び(たぶん56番スポット)に、エアトランセのビーチ1900D(JA017A)が停まっていました。北海道は女満別で会って那覇で再会するとは、夢にも思いませんでしたよ。

ワゴンから降りてきた大半の方は写真を撮っていましたが、私は下地島アプローチがよく見える席を確保するべく、搭乗一番のり。しかしエンジン切っているから、狭い機内は 蒸 し 暑 い ! しかも乗客は私ともう一人の女性を除いて全員男性。むさくるしい!w

15名全員が着席し、ようやく第1エンジンスタート。冷房の吹き出し口から熱風が飛んできました。これはよい苦行ですね。先ほどワゴンを運転していたお姉さんがエマージェンシーデモを行い、「シートベルトはお締めになりましたかぁ?」などとやたら明るい機内アナウンスが流れる中、ワゴンで来た道をターミナルの方角へ向かってタキシング。途中で逸れて滑走路へ進路を向けると左のプロペラも回りだし、気分が高まってきました。並行するタキシーウェイでANAのB3と鉢合わせ。あちらは大きいですw
自衛隊機の到着を待って、まずB3が動き出し、飛んで行きました。続いてこちらがランウェイへ。プロップ音が勢いを増して小刻みに揺れながら滑走し、ふわりと浮いたかと思うとエメラルドの海の上へ飛び出しました。YSやDASH8もそうですが、ジェット機にはない独特の心地よさです。

ここでお昼ご飯。先ほど購入した空弁です。醤油に漬けこんだ鰆をお寿司にした「大東寿司」。同じ味だと飽きるかな?などと思いましたが、このあっさりとしたお寿司、いくらでも食べられそう。でも残念ながら6貫パックorz

大東寿司
ついでに名無しのエチケット袋

水平飛行に入る頃に、熱風吹き出し口からはようやく冷風が通り始め、正直冷たくなってきました。キャビン前方床付近からは水蒸気のような気体がもくもく吹き出していました。なんだありゃ。雲?
30分ほどして降下を始めると、またエメラルドの海があらわになってきました。宮古島上空です。何度か車で渡った池間大橋が見えました。

高度を下げながら海を渡り、一面さとうきび畑の伊良部島の北を通り、ついに見えてきました、下地島空港。

ゴンゴン、と車輪を下ろす音。そしてフラップを下ろし、左に大きく旋回しながらのファイナルアプローチ。ごつごつした岩が転がる浜、エメラルドの海に突き出した誘導灯、この光景をまさか上空から眺めることができるとは感無量です。気流がよくないのか、仕様なのかよくわかりませんが、上下に振られながらのハードランディングでした。まず右、次に左と車輪が接地し、ギャーッとブレーキ。

あ、DASH8。

そのまま7番スポットまでタキシングし、ヒューンという音とともにエンジンが止まりました。窓の外には惰性で回り続けるプロペラ。キャビンは物音もなくとても静かになりました。そして、突然暑くなり…。
ドア兼タラップ(w)が下りて機外への案内が始まり、最後に外へ出ました。キャプテンとコ・パイさんに「ありがとうございました」と声をかけられ、私も「ありがとう」と。いやあ、本当にありがとう。GJです。

こうして初めて下地島空港内部に降り立ちました。紫外線パワーMAX直射日光を遮る建物は何もなく、背の高い建物は空港の管制塔ぐらい。那覇より青い空をバックに7番スポットに鎮座するビーチの写真や訓練中のA320(JA8390)をちまちま撮っていたら、いつの間にか最後のひとりになっていました。慌てて撤収。

陽炎の向こうからぬらっと
そして再加速

消防の建物の脇から金網越しに手を振る人物が。以前この島で知り合った友人・アフターバーナーMさんでした。彼は先日に下地入りしていました。すぐそっちへ行きます、と到着口へ急行。DASH8のQ400(JA853A)が縛られ放置プレイされていたので、ウハウハしながら撮影。

緊縛放置プレイ(*´д`*)

どさくさに紛れて消防車や管制塔も。

港空島地下

扉を開けると普通の会議室でしたw これから出発する方が多数集っていましたが、到着の私はそのまま廊下へ出て、薄暗い空港事務所の中を抜けて玄関へ向かいました。Mさんと、おひとり初対面の男性がおられましたが、彼はこれから私が乗ってきた便で那覇へ帰るらしい。彼が乗っていた、宿のレンタル自転車を私にバトンタッチしてもらえるとのことで、お互いラッキー。宿のお姉さんが他の方を車で送迎に来られていたので、事情を説明し、重い荷物だけ持っていってもらうことに。なおのことラッキー。

空港全景みたいな

前日に同じくトランセで下地入りしたMさんとRW17アプローチの感想を話し合いながら、まったりと自転車キコキコ。汗は吹き出しても、すぐに日光と南風に乾かされて、じめじめ感はありません。15分ほどで先ほど上空を通過したRW17ENDに到着しました。ついさっき、この上を飛んでいたなんて不思議な感覚です。ここで先ほどのビーチのテイクオフを見送ることとしました。

ずいぶんと手前でランウェイに入っていき、あっという間に飛んでいってしまいました。遠すぎorz

 3月に来たときより日差しも強いので、飛行機の腹を染めるエメラルドの反射も一層強いらしく、腹が灰色のA320もほんのり染まっていました。

1時間ほどこの付近で粘っていましたが、暑いので水浴びをしたくなり、自転車を少し南へこいでランウェイ脇の砂浜へ。サンダルを脱いで透明の海の中へザバザバ入り一息つきました。先週入った二色浜とは、飛行機が見えるという点では同じでも、海の美しさでは大違い。

浜をカニが歩いていました。危うく踏んづけるところでした。

飲料を補給がてら空港へ戻り、事務所のお姉さんにあいさつしにいきました。お姉さん「これから訓練生のコンパニオンをする」とおっしゃっていたので、私も飛び入り参加を表明しました!はいはーい!(・∀・)ノシ しかし16時からギャラックスの訓練が始まります。あと1時間。一旦宿へ帰って休憩しようかなぁ、と自転車に乗ったところ、ランウェイからはA320とは別のエンジン音がゴォーと…  ギャラックスA300こと銀河系飛脚キタ━━(゚∀゚)━━!!!!

1時間早着です! 慌ててENDへ戻り撮影開始しました。いろんな地点からバッシャバッシャ。青空に尾翼がマッチングしすぎて溶けたような色彩になっています。

クルーチェンジで一旦スポットイン。束の間の休憩を挟んですぐに訓練再開。元気ですねぇ。

とにかく追いかけるのにもはしゃぎすぎて疲れたぽorz

日が傾いてきたし喉も乾いて甘いものが欲しくなったので、さとうきびジュースの屋台(?)を求めて通り池へ。

駐車場から聞こえる三線の音。その主こそ店のおじさんでした。これぞ沖縄の田舎クオリティです。おじさんから残り少ないさとうきびジュースをペットボトルごといただき、水分と糖分を補給。今まで飲んだどのさとうきびジュースより濃い味でした。うまい!
私が三度目の島訪問ながらまだ通り池へ行ったことがないと言うと、おじさんから「じゃあ是非行っといで」と勧められ、Mさんと揃って池へ。

森の向こうに空港のレーダーが

とても神秘的な池です。ここで鉄の斧を落としたら、金の斧ですか銀の斧ですかって聞いてくる神様が現れるんですよね?

ファンタジーなせ界に酔いしれた後は、さとうきび畑を抜け、塩害で崩れかかった橋を駆け抜け、更なるファンタジーを求めてスーパーへ行きました。まるきスーパーという、スーパーというにはかなり小規模、商店というにはちょっと大きなお店です。そこでは、大阪で買うと1本2,500円もの価格の伊良部島名産の泡盛「宮の華」が、2本セットで2,400円。半額以下!!!!!?w 仰天してついつい買ってしまいました。それと、大阪では見たことのない「八重干瀬」という泡盛古酒、そしてスタンダードにオリオンの発泡酒6缶セットを購入。4,000円でおつりがきました。これはよい買物。自転車に積載するのに一苦労でしたが。

畑以外何もない道

重い酒類を引き連れてようやく宿に到着したのは18時。酒まみれでチェックインしました。預かっていただいていた荷物と、泡盛配送用のダンボールをいただき、部屋でしばしの間休憩。荷物の梱包案を練っているうちに、Mさんとの晩ご飯の約束の時間がやってきて再び出かけました。何度か車で前を通ったことのあるお寿司屋さんです。上にぎりをオーダーしましたが、これまた絶品!

2種ほど正体のわからないネタがありましたが、きっと皮膚は青やら赤やらパッション系の魚なんだろう、と思いつつ、あえて聞かずに食べてしまいました。

帰り道、星を見ようということで、Mさんとともに真っ暗闇のさとうきび畑の道へ寄り道しました。数分間、目を暗闇に慣らしてから空を見上げると、そりゃもう満天の星空です。これぞスプラッシュスターですね。  宿についてからはゆっくりお風呂に入り、6缶セットのうちの1缶を空けて25時頃まで一人酒していました。カーテンにへばりついていた巨大な羽虫と格闘しましたが、それもまた沖縄離島クオリティ。

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