「さらば あぶない刑事」にさらばできない熱病になりました

えいが

お久しぶりのふくはらです。2015年は6回以上の更新を目指すんでしたっけ?毎年目標をどんどん下へ更新していますね!(開き直り今年もよろしくお願いします…ね! 2016年は何かと自分的アニバーサリーイヤーらしいのです。

  • DASH8に一目惚れした「神はサイコロを振らない」から10年
  • 薄くて高い本いわゆる同人誌初めて作って20年(やめたけど
  • あぶない刑事30周年

タイトルのとおり、とりあえず3点目のあぶない刑事30周年についていってみましょうか。え? 飛行機じゃないのって? 安心して下さい、ちゃんとご用意しています。

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還暦なんて関係ないね、It’s showtime!

あぶない刑事は1986年にテレビドラマとしてスタート。映画も含めて30年に及ぶ歴史はバディもの刑事シリーズ作品としては世界最長なんだそうです。歴史は公式がつぶさに書いているので貼っておきます。
さらば あぶない刑事 公式HP

 ふくはらの年代は微妙に若い方にズレており、1990年頃たまたま見かけた別のドラマ
「うっわ柴田恭兵さんって超かっこええ!」
と初めて実在の人物に対して萌え死んでしまった(第1話で実際に燃えてた)のがきっかけで、過去を辿る旅に出たが最後、再放送で嵌ったあぶない刑事の沼から永久に抜け出せなくなってしまった次第です。かっこよくて、コミカルで、ハードボイルドで、だいたい2.5次元でw薄い本要素ありで、、、、なお、私が生まれて初めて買った薄い本はあぶない刑事二次(注:BLなし)でした。定額小為替と送料分の切手を作り手さんに送って…
そんな話はさておき。私がリアルタイムで観ることができたのは「リターンズ」以降になります。 主役である舘ひろしさんは現在御年65歳、恭様は64歳、あれ?定年過ぎてる?けど大丈夫です、舘さん演じるタカこと鷹山刑事も、恭様演じるユージこと大下刑事も、1986年時点で30歳と設定されていたため、2016年に定年退職というという前提の今回の作品はまさに適切なタイミングなのです。ただ、会社の先輩いわく「小林稔侍がまだ本部長って、こっちの方がとっくに定年迎えてるんちゃうんかwww」
私個人的な所感ですが、「もっとも」のハードボイルドとコミカルのバランスが秀逸過ぎて、「リターンズ」も「フォーエヴァー」も比べてしまうとやっぱり見劣りするし、更に追い討ちをかけるように10年前の「まだまだ〜」の内容が楽しく内輪で同窓会やっちゃったテヘペロ(๑>◡ु<๑) ˄̻ ̊♡感が否めなくて、今作もあまり期待してなかったのです。この10年で私自身、正直お熱が冷めてました。
散々東京に行っても飛行機撮影か同人イベント目的だったから、横浜に行こうなどみじんも思わなかったし。映画の前売券も買わず、2016年元旦まで1月30日が公開日だなんて知らず…そんなもやもやした10年の時を経て、今回はびっくりする位日テレの各番組に主役を動員して番宣、はいいけど、なんだか舘さんも恭様も円熟の極みプンプンすぎて、色んな意味でほんとに大丈夫?と心配していました。←超失礼だなォィ

以下、ネタバレ含みます

が、その心配は映画が始まって5秒で崩壊。静けさの中、キレあるセクシーステップでユージが留置場へタカを迎えにきます。「タカ」「遅かったな、ユージ」その瞬間、とっくの昔に封印されていた扉が音を立てて崩れ(鼻から噴煙)、心の隙間に挟まり置き去りにされていたスタイリッシュな「あぶない刑事」が、眩い光を放ちながら私の元に舞い戻ってきました。見た目はそれなりに歳を重ねていても(オイコラ)、私がときめいたあの頃と全く変わらないタカとユージ。
続いてどう聞いても円熟の極みサウンドのオープニング、そして次のシーンでは怒濤の銃撃戦にカーアクション、そして敗北w。ここいらの演出は往年のあぶない刑事と遜色なく、既に私のハートは完全に木っ端みじん。木っ端みじんが終盤のユージ一気突撃からの被弾で萌え尽きて灰になり、タカが助けに来た時点で再生不能、ラストでは敵の数と残りの弾の数などどうでもよくなるほど跡形も無くなります。(※これ書いてる時点で私は4回鑑賞しています)
そして、今回のラスボスである吉川晃司さん演じるガルシアと、その懐刀である夕輝壽太さん演じるディーノが凶悪イケメン過ぎて(*´Д`)ハァハァ 脇を固める役者さんもほんといい味出していました。今までのシリーズで敵側に花を感じたことがなかったものでエヘヘ。
なお、舘さんと恭様のアクションシーンは全てスタントなし、ご自身でこなされたとのこと。ワイヤーアクションもCGもなしで踊る走る殴る蹴る吹っ飛ぶover60。恭様「だって予算ないんですもん」←名言
役者さんということを差し引いても60代とは思えない動きです。健康食品のCMもびっくり。 

と、シーンごとの感想ばかり読むのが大変だと思うのでまとめ

今回は脚本段階から舘さん、恭様も入られて、作品を練っていかれたんだそうで。昔からのファンの人も、初めての人も楽しめるような作品にすることを目標とされていたようです。その願いが実ったのか、現に私が初日に映画館で見かけた女子中学生5人組も楽しんでいた様子ですし、ネットでレビューを読んでいたら10代と思しき方が萌え死んで腐っていたり、一ファンとして純粋に嬉しく思います。そう、彼女たちの中に私が萌え死んでしまったあの頃を見たのさ。
現在では主流となった警察組織を描いたものには程遠く、かといって特殊能力持ち刑事が出てくる訳でもなく、軽いけど軽すぎないタッチのオサレ主人公バディが生身で派手に戦う、コンプライアンス?ハァ?関係ないね、でもちゃんとシメる!キメる!という勧善懲悪の刑事ものって、あぶない刑事が最高の完成度にしてこれを超えるものはないと、私は確信しています。 
公開から3週間以上経ち上映回数が縮小されていっているようですが、こんなポンコツレビューをお読みになって、少しでも興味を持たれた方は上映期間が終わる前に映画館へ行って下さい。そしてover60の眩い光に包まれ木っ端みじんにされて下さい。

さて、飛行機ですよね…

ネタバレを含むのですが、公式HPでも周知されているので問題ないでしょう。
ニュージーランド航空の特設サイト「さらばあぶない友達」(現在は閉鎖済)
(なんでニュージーランドなのかは、まあ、タカが退職したらオークランドに移住するって言うからなんですが)
曲がりなりにもSFCスタアラ★Gの私、目がポーンでしたよ(  Д ) ゚ ゚
しかもなんなんですかその枕はw残念なことに機内の様子は映画のシーンで使われていません。ただ、タカとユージが!ビジネスクラスで!その枕で!w誰がこんな結末を望んだよw完全に腐女子ホイホイwww映画の本編で跡形もなくなったところにこのページを見て、私の御魂は安らかに成仏しました。南無。 

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2015.8 友人に腐女子トークを炸裂させながら撮っただけ感のNZ

ワイン飲みにニュージーランド行きたいなぁ。キャンペーンは明日までですが誰か私に「さらば」して下さい。

こうしてAir New Zealandのホームページを訪れた私は、ワインに釣られながらうっかりDASH8に引き戻されていくのであった。(正常

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