“SiCKO”in English.

SiCKO
タイトルを聞いたときまさか日本語の……じゃないよな?と思い、結局わからないまま劇場へ。正直いってこの映画の監督の撮る作品は趣味ではないのですが、今回は「世界のトップ」国の医療保障制度の実態をえぐるという内容であり、ちょっと気になったので観にいくことになりました。
—(以下ネタバレ)—


簡単にいえば、「アメリカには公的医療保険制度がない。そのため病院にかかると高額な治療費を自腹で払わざるをえないので、所得の低い人は満足に治療が受けられない。また、民間の保険会社が運営する保険は、利潤を追求するあまり不払いや解約が相次いでいる。(ちなみに保険会社は公的保障制度の導入を目指していたヒラリー夫人の運動を封じこめ、今は多額の政治資金を国会議員たちにつぎ込んで、自分たちに有利な法を作ってもらっている、とのこと←このへんがムーア節。)そこで、カナダをはじめ、イギリス、フランスを取材。これらの国は医療費がタダ。驚くムーアさん。アメリカでは911の英雄が後遺症のため働けず、お金がないから治療なんて受けられないのに、塀の中のアルカイダの人たちは併設の病院で至れり尽くせりの健康管理。もうアフォかとヴァカかと」てなかんじです。
最終的に言いたいことは「政府は公的制度を作れ」ということだと思うのですが、さて、その原資は? この映画ではヨーロッパ諸国の、社会保険料を含む税金の高さには触れていません。そしてなにより、建国以来「自由」に暮らしてきたアメリカ人に、突然「相互扶助だから」といって、新たに国へ保険料を支払う義務を課しても、国民は納得できるのかどうか…うーん。
日本では、私が払っている健保料で命をとりとめた人もいるだろうし、逆に私が助けられるかもしれない。義務として払っている一定額の健保料のおかげで。この義務も、もうDNAに刻まれているようなものだと思うんですけどね。
重い怪我や病気をした際、治療できなければそのまま死ぬというのは自然の摂理。アメリカはただそれだけのことかもしれない。
映画そのものは興味のある人にはおもしろいでしょうが、ない人には退屈でしょう。アメリカンブラックジョークには「クスッ」ときましたが。英語のわかる方には大爆笑だと思います。たぶん。
あと、ヨーロッパの国々の税金等が高率というのはテレビで見たり聞いたりしただけなので、具体的に何%よ?と私に突っ込まないでくださいorz ざっとネットで調べましたが、日本は社会保障にかかる税の負担率が22%、スウェーデンも同じく22%、ドイツ・フランスは25%・・・そしてアメリカ・イギリスは9%。ちょwアメリカはともかく医療費タダのイギリス低すぎだろwww・・・何で?(´д`;) 租税から財源移譲してるの???

—(ネタバレここまで)—
ま、日本人でよかった。
なお、タイトルの「SiCKO」[英]は、「病人」「変人」「奇人」という意味をもつスラングらしい。へぇー。

コメント

  1. みずほ より:

    あらすじ見る限りは「現代日本版南極物語」な気はしますが、なんか惹かれるので見たい。
    同時上映はあるのかなぁ?
    変にぶちこわしになるからないほうがいいと思うが、子供向けだろうしなぁ〜!
    公式サイトの壁紙かわゆす^^

  2. ふくはら より:

    タロ、ジロに加え、サブロもいますぜ。(w

    本筋のところとは関係のないところで(例えば地震のCGがリアリティに欠けるとかで)ぶち壊しにならないよう、良作に仕上がっていることを期待します。

    アニメ・特撮以外で同時上映のあるものは、最近聞かないですねぇ。

    ちなみに南海難波のすぐ南側、線路沿いに設置されている東宝の広告スペースは、この映画のボードになっています。毎朝ハァハァ(*´д`*)

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